海外赴任と自動車保険
ここでは意外と知られていない自動車保険の盲点について実例を基に紹介します。
自動車を通勤で使用していて、数十年間、無事故無違反の人がある日突然、海外赴任をすることになりました。しかも仕事の都合上で、早急に現地に赴任する必要があり、日数があまりないのです。そのため慌てて車を売らざるを得なく、赴任が決まってからかなり短い日数で出国することになったのです。
このように時間の猶予がなく、車を売却するのが精一杯の状況であったため、この人は自動車保険の手続きをすることにも気付かずに出国。結局赴任が伸びて、十年以上もの時が経過してしまいました。
先にも紹介しましたように、この人は出国前は数十年間も無事故無違反であったので、等級がかなり高かったのです。しかし、出国前に継続の手続きをしていなかったばかりに、思いもよらない痛手を被ることになるのです。
帰国後に継続できると思っていた自動車保険でしたが、十年が経過してしまったために、この人のデータはすでに保険会社に抹消されていたのです。そのため、この人は保険会社に交渉しましたが会員規約には、十年が継続限度と決まっており、仕方なく改めて自動車保険に加入することになってしまいました。
その際の等級は当然のことながら初めて自動車保険に加入した新規契約者と同じ位置付け。出国前の保険料よりもかなり割高な料金を支払うことになります。海外赴任をされる際には、自動車保険の継続手続きをすることをお忘れなく。